自宅をリースバック買取で売却する際のメリットとデメリットを解説！
自宅を所有していると、将来の資産としての価値を考えたり、生活のご状況に合わせて住まいを変えたりすることがあります。その際、自宅を売却する方法として「リースバック買取」という選択肢があります。今回この記事では、自宅のリースバック買取について、そのメリットとデメリットについて詳しく説明していきます。
目次
リースバック買取とは？
リースバック買取とは、自宅を不動産会社などに売却し、同時にその自宅を賃貸住宅として借りることができる取引方法です。つまり、自宅を売却しながら引き続きその住居に住むことができるというのが大きな特徴です。では、リースバック買取のメリットとデメリットを見ていきましょう。
リースバック売却のメリット
-
1.まとまった資金調達が可能
リースバック買取は、急な資金需要がある場合に便利です。自宅を売却して現金を手に入れることができ、その売却金額を急な出費が必要になった際に活用できます。子供の大学入学の費用や親族が大病を患った際の医療費、新しい住居の購入資金など、急にまとまった資金が必要になった際にはリースバック買取は有効な手段の一つとなります。
2.自宅に 住み続けられる
自宅を売却した後も元の住居に住み続けることが出来ます。そのため、住環境や近隣の環境を変える必要がない点が魅力です。長い年月過ごし自宅や周辺環境に愛着を持った方であれば自宅を離れることなく、そのままお住まいになれるので売却後も安心して暮らせることが出来ます。
３.住宅ローンの返済がなくなる。
これまで毎月銀行に対して支払いしていた住宅ローンがリースバックを行うと家賃へと変わります。20年以上も返済が残っている場合など、終わりの見えない住宅ローンのストレスから解放されます。
４.固定資産税の支払いがなくなる。
リースバックをした後は固定資産税の支払いは新しい所有者の負担義務になります。
マンションの場合は管理費や修繕積立金等に関しても新しい所有者の負担となります。
売却後は固定資産税や管理費等を支払う必要がなくなり、支払う必要があるのは月々の家賃のみとなります。
リースバック売却のデメリット
-
1.買取金額が通常の売却より低い
リースバックを利用した際の売却価格は仲介を利用した通常の売買契約の場合より安く、おおよそ相場価格の６～8割程度になります。又、売却金額が住宅ローンの残債額を下回り完済することが出来なければ、通常は住宅ローンを借り入れした金融機関（債権者）は抵当権の抹消を認めてくれません。売却価格で住宅ローンの残債を全て完済できるのかどうかもリースバックでの売却を行う際には注意が必要です。
-
2.所有権が自分でなくなる
リースバックにて不動産の売却を行うと、当然物件の所有権は購入した買取業者へと移転します。自分の所有物ではなくなるため、リフォーム等を行う場合には所有者への許可なしには行うことが出来なくなります。
-
3.賃貸できる期間は無期限ではない
急にまとまった資金が必要になり自宅の売却を検討しているが売却後も長く住みたい為リースバックを選択したとしても、残念ながらずっと住み続けることは難しいケースが多いです。リースバック買取の場合、賃貸の契約期間は2年以内の定期賃貸借契約である場合が多い為です。
リースバックでの売却を行う場合はその後の賃貸借契約がどのような契約になるかまで注意して行う必要があります。
-
4.家賃が相場より高くなる場合がある
リースバック後の物件の家賃の決め方は通常の賃貸住宅の家賃の決め方とは異なります。リース期間中の家賃は売却価格に対しての利回りで設定されるケースが多く、売却価格の７～１３％程度で設定されるケースが多いです。その為、周辺地域の賃貸相場よりも高い家賃を支払い続けなければならない可能性があります。
まとめ
自宅をリースバック買取で売却を行う場合、まとまった現金調達や売却後も自宅に住み続けられるというメリットがありますが、売却金額が低い、定期賃貸借契約の為長く住み続けることは出来ない等、デメリットもあります。
売却の判断はご自身の状況や自宅の資産価値、売却価格等様々な要素を勘案する必要がある為、売却を検討する際は不動産のプロに一度ご相談することをお勧め致します。
リースバックでの売却のご相談なら≪少数精鋭のプロ集団》株式会社クオーレエステートへ
株式会社クオーレエステートでは大阪を拠点に不動産の相続、住み替え、リースバックなど様々なケースに応じて不動産売却を承っております。お客様のことを第一に考え、一人ひとりのお客様に寄り添った最適なご提案をさせて頂きます。売却を行うかどうかまだ迷われている場合でも売却した際の査定額や必要になる経費等も無料でシミュレーションさせて頂きますので是非一度お気軽にご相談下さい!